BURGER WARS ハンバーガー 戦争 と Beef (ビーフ)
少々バタバタしていて久し振りの投稿となりました!
先日衣類を整理していたところ懐かしいTシャツが出て来たのでご紹介します。
私は企業のアドバタイジング雑貨なども扱う職場で長年働いて来ました。
昔程では無いにしろ、職業柄仕事に関係無くふらっと入った古着屋さんや、
ネットオークションなどでも特に気になっていたのが主にファストフード系のTシャツ。
とは言ってもほとんどを手放してしまった今、
残ったもので今回の投稿のきっかけになったのがこちら。
2枚は『Wendy’s(ウェンディーズ)』の物。
もう1枚の『Burger King(バーガーキング)』は、
割と最近たまたま見ていたメルカリで久々に職業病が発症し思わず買ってしまった物。
でもこのジャンルも状態の良い物は年々球数も減って来ているので出会ったら即決して正解の世界になって来た気がします。
まず、ウェンディーズのTシャツはどちらも1984年のコピーライトが入った品です。
購入自体はリアルタイムでは無いですが、それでも20年くらい前になると思います。
購入当時はただ単に、
『お、ウェンディーズのTシャツだ!謎な婆さんの感じも良いじゃないか!』
と、その程度の理由での購入でした。
このTシャツ自体はどちらもそこまで珍しい物という訳でも無く、
その後も何度か海外でも、日本の古着屋さんでも目にしてますし色も何色か存在するはずです。
過去の投稿を読んで下さっている方はご存知の通り、私はヒップホップにドップリの青春時代を過ごして来ました。もうこのTシャツを手にしていた時は20代でしたので青春でも無いですが、そんな日々を送っていたある時期からやたらと、
『BEEF(ビーフ)』
という言葉を耳にするようになります。
『牛肉』
そりゃ、一瞬はそう思いました。
でも文脈からすぐに、あーたぶんスラングで少なくとも良い意味では無さそうだぞ?
と思いました。
『ラッパーのあいつとあいつのビーフが激化して・・・』
その後も主にラッパー同士の抗争の際に良く耳にする事に。
なるほど。しかし何でBeef(牛肉)なんだよ??
その謎を解き明かしてくれたのがこのウェンディーズのTシャツにある
『Where’s the Beef?』でした。
※CM動画でライセンスが不明な為、埋め込みでは無くリンクにさせていただきますがどれも面白いCMなので是非見てください!
まずはTシャツの婆さんが登場するこちらのCM2本。
ライバル店のパテの小ささを指摘し威嚇する歴史に残るキャッチコピーが生まれたCM。
婆さんの80s感満載の激しいドライビングでライバル店のドライブスルーに乗り着けるCM。
どうでしょう?
『Where’s the Beef?』
簡単に言ってしまえば、自社のパテに絶対的な自信を持っていて、他社のパテのクォリティに対して
『牛肉はどこだい?』と威嚇している笑。
この大ヒットCMがきっかけとなり、不平、不満、いざこざや対立を表す表現の一つとして『Beef』が使われるようになったようです。
ただ、Beefは何もヒップホップ界だけでは無くもっと広く一般的にも使用されるそうで、意味も物事においての重要な『中身』や『内容』を表す言葉としても使われるようになっていったようです。
Wendy’s は2011年に上のTシャツを使って新たなCMを作っていました。
古着屋でTシャツを見つけた青年がそのTシャツを着て街を歩くと色んな人に声を掛けられ、
最後にWendy’sに着くと看板には、Whereに対してのアンサーとも言うべき
『Here’s the Beef!』のキャッチコピーが!
さすがWendy’s憎い演出です。
そしてこのBurger KingのTシャツも時は同じく1984年!この年凄い。。一体何が笑
とにかくこの84年、BURGER WARSが確かに業界内で激化していたことが伺えます。
取り敢えずあからさまな2本のCMを見て下さい、
まず1984年のこちら。
1984年から2年後の86年のCM、実写でここまでいったかというCM。
さぁ。。。凄い時代ですよね。
しかしこのミリタリー調のデザイン、バーガーキングロゴの勲章に、退役軍人を表す『VETERAN』
バーガー戦争の退役軍人って。。
もうね、
こういうとこアメリカ最高だよって思います笑。
実は今はアカウント閉鎖しましたがInstagramでも昔このTシャツを一度紹介したことがありました、
画像はそのインスタの一部。
たまに亡き愛犬にも(嫌々ながらも)協力してもらってました。その節はありがとな。
企業もの以外に映画や音楽もののTシャツもあるのでまた何かに絡めてご紹介させて下さい。
最後までお付き合いありがとうございました!